矯正歯科

歯並びで印象が大きく変わります
歯列矯正は子供の頃に済ませてしまうのが一般的ではありますが、大人になってから歯並びが気になったり、矯正しておけばよかったと後悔している方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近は大人になってから歯列矯正をして歯並びを綺麗にする方が増えています。大人になってから行う矯正治療のメリットをご紹介します。
2009年に日本臨床矯正歯科医会による歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査では、72.6%の人が「歯並びは第一印象を左右する」と答えています。他にも「歯並びが美しいとよい結果が得られそうな人生における大切な場面は?」の質問では
以下のような結果が出ています。
1位:お見合い(62%)
2位:入社試験の面接(53.7%)
3位:デートの時(50%)
4位:ビジネスの商談(47.3%)
特に第一印象が重視される場面では、歯並びは重要と考えている人が多いことがわかります。
「歯並びに自信がない」と答えた人は46.2%で「歯を見せて笑うことに抵抗を感じる」と答えた人は25.9%と
4人に1人が笑顔に自信が持てていないという結果がわかりました。
歯並びが悪いと第一印象はよく思われないことも多く、損をしてしまいがちですが、歯並びを改善することで相手に与える印象を変えることができます。歯の矯正には大きなお金と、長期間通院する努力が必要ですが、コンプレックスを解消し笑顔で毎日を過ごせるという喜びを得られます。
矯正治療のメリットとは
Merit 01
顔の歪みが解消されスマイルラインやEラインに効果的
歯並びが悪いと自然と顔が歪んでしまいます。顔の輪郭を作っているものに筋肉があり、歯並びが悪いと片側でばかり噛んでしまい、そちら側の筋肉が発達し顔の筋肉の左右バランスが崩れ輪郭が歪んでしまうことがあるのです。歯の矯正をすることで、左右の噛み合わせのバランスが良くなり左右均等に噛めるようになると、顔の歪みを解消することになります。
歯列矯正を行うことで審美的効果があり、スマイルライン、Eラインともに美しくなり自信を持って笑うことができるようになります。
※スマイルラインとは笑ったときに弧を描いたような下唇のラインをいい、Eラインとは鼻から顎までのラインのことをといいます。鼻と顎をつないだ直線内に唇が入っていると美しく見えると言われています。


Merit 02
虫歯・歯周病になりにくくなる
歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなります。それは悪い歯並びが解消されることで重なって磨きにくい部分がなくなるため、デンタルフロスや歯間ブラシも使いやすくなるからです。
歯磨きがきちんとできるようになれば、虫歯や歯周病、口臭の予防にも繋がります。
また、きれいな歯並びは食べ物がつまりにくくなるので、口腔内を良い状態に保ちやすくなります。

Merit 03
噛み合わせが整う
矯正治療によって噛み合わせが改善されることで左右・前奥の歯を均等に使って噛めるようになります。これにより顎に正しく負荷がかかるようになり、筋肉への負担も少なくなって顎が小さくシュッと細くなることがあります。
顔の輪郭が左右不対称だった場合も矯正治療によって噛み合わせが正しくなり、ある一定の箇所だけに負担をかけて噛んでしまうということがなくなります。

Merit 04
頭痛・肩こりが減少
矯正治療により左右・前奥の歯を均等に使って噛めるようになると、口周りの筋肉や関節などに負担をかけることがなくなります。噛み合わせが悪いと筋肉や関節だけではなく、骨や神経にも余分な負荷がかかり、顎関節症や頭痛、肩こり、めまい、だるさのほか、姿勢が悪くなるといったことが起こる場合があります。
このような症状を咬合関連症といい、この咬合関連症も歯列矯正で噛み合わせを整えることで改善されていきます。

Merit 05
病気のリスクが減少
出っ歯や受け口といった状態の場合、口に隙間ができるために口呼吸になりがちです。
口呼吸になると唇や口の中が乾きやすいというだけではなく、ウイルスや細菌、埃などを取り除くことができずに直接粘膜にウイルスや細菌がつくため、感染症のリスクが高くなります。
噛み合わせが正しくなることで口が閉じられ、鼻呼吸がしやすくなり免疫力も向上し、病気のリスク等が減少します。

歯科矯正の種類
ブラケットタイプ
金属製のブラケットで歯の表側に接着する装置です。矯正治療と聞いて一般的に想像するのが、この金属製のブラケットタイプではないでしょうか。

メリット
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ブラケットは金属製のため丈夫で、表側矯正はいろいろな症状の不正咬合治療に対応することが可能
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他の矯正装置に比べて安価なため、治療費用を抑えることができる
デメリット
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装置が金属製で銀色のため目立つ
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小型化されてきてはいるが、他の装置と比較すると目立つ
マウスピースタイプ
ブラケットやワイヤーを使わずに透明で薄いマウスピース型の装置を使用して歯を動かします。装置は自分で簡単に取り外しが可能です。

メリット
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ブラケットやワイヤーを装着しないので、不快感や発音障害が少ない
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薄くて透明なマウスピースのため、人からほとんど気づかれない
デメリット
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指定の装着時間を守らないと治療結果に影響を及ぼすことがある
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表側矯正よりも治療できる症状が限定されている